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Sercos TSN デモンストレータ - TSN上のSercosが、今年、ドイツのニュルンベルクで開催されるSPS IPC Drivesでデビュー

Sercos Internationalは、初めて、2016 SPS IPC Drives展で、Ethernet規格のIEEE 802.1 TSN(Time-Sensitive Networks)経由のSercos IIIリアルタイムプロトコルの伝送を実演予定

Sercos® TSNデモンストレータは、シュトゥットガルト大学工作機械・製造装置制御エンジニアリング研究所(ISW)が、複数の業界パートナーの支援を得て製作しました。オートメーション技術のためのTSNをベースに使う、リアルタイムとマルチプロトコル対応ネットワークインフラが示されています。このデモンストレータには、Industrielle Steuerungstechnik GmbH(ISG)製Soft CNCによるTSNベースSercos III SoftMasterが使われており、Hirschmann Automation製 TSNスイッチを介してBosch Rexroth製Sercos IIIサーボドライブと通信します。このTSNネットワークインフラを通して、ウェブカメラのビデオストリームは、Sercosリアルタイム通信の特性と機能を損なうことなく、サーボ通信と並行してリモート画面に送信されます。

「Sercos TSNデモンストレータは、Sercos IIIデバイスがそのままTSNネットワークに統合され、TSNを介して相互に通信可能なことを実際に裏付けています。機能性もリアルタイム性も制限されません。 さらに、診断ツールや分析ツールとしてのSercos Monitorなど既存のツールは、引き続き完全に使用することができます」と、シュトゥットガルトISWのSercos TSNデモンストレータプロジェクトマネージャであるPeter Zahn。

Hirschmann Automation&Control社のアドバンス開発部責任者のOliver Kleineberg博士は次のように付け加えています: TSNを製品に実装するためには、時間同期用の堅実な技術プラットフォームが必要です。FPGA搭載のHirschmann 製RSP35スイッチとそのIEEE 1588プロトコルの包括的なサポートは、プロトタイプ開発のための理想的なメディアであり、おそらくシリーズの生産に繋がることになるでしょう。2017年にはTSN開発作業の最初の成果がでることを期待しています。 短期間での開発を我々が楽観視しているのは、TSNプロトタイプに高い安定性があり、その開発が成功しているためです:  IEEE TSN規格をベースに使う焦点をあてた効率的な開発はすでに可能な状態にあります。」

Sercos Internationalのマネージングディレクター、Peter Lutzは次のようにまとめます。:  「Seroco TSNデモンストレータは、Ethernet TSNが、従来のリアルタイムイーサネットソリューションを、統合され標準化され一貫性のある共通ネットワークインフラとして統合できることを見事に実証しています。Sercos技術は、いくつかの方法でTSNのメリットを活用しています。 一方で、統合リアルタイム機能を備えた標準イーサネットコンポーネントを使用し、フレキシブルなネットワークトポロジを実現可能です。他方で、Ethernet TSNにより、より高い伝送帯域幅も利用可能です」