• Sercos技術:

    実績、容易、高速、オープン

Sercos の動作原理

相互通信

Sercosでは、全デバイス間のダイレクト通信が可能なため、分散インテリジェンスと、リアルタイムで動く無制限の能力が可能です。マスターをバイパスするスレーブ間の間接通信は、同期の動きを損ないます。例えばトリガー信号を素早く伝送する場合の、ガントリー軸の破壊や反応時間の低下の場合です。Sercosスレーブ同士は、ダイレクト相互通信で、通信不可時間が最短で通信可能です。これにより無制限リアルタイム通信とインテリジェントオートメーション構造が保証されます。コントロールシステムは同じ原理で直接相互に通信します。

スレーブとコントローラ間の相互通信

どのように機能するか?:リアルタイムテレグラムが常にトポロジーの種類に依存しない2方向で処理されるなら、与えられたスレーブ間のいずれも1通信サークル内でデータの直接交換が可能です (下図参照)。これは、サイクル時間を増やすおそれがありますが、最小の遅延発生で、スレーブ間でデータが常に単一通信サイクル内で伝送可能というメリットがあります。さらに、すべてのリアルタイムデータは同期されて利用可能です。つまり一般通信サイクルに関しては、ネットワークのあらゆるポイントで同期が可能です。その結果、データは個々のネットワークノードで非常に容易に、効率良く、柔軟に処理が可能です。ネットワーク診断とモニタリングもその結果実施できます。

相互通信が可能ということは、分散オートメーションソリューションが、最小の反応時間で非常に柔軟に実装可能であることを意味します