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安全
CIP Safety on Sercosは、Sercosで安全関連データを伝送するためのプロトコルです。ODVAとの協力により定義され、SIL3 までのIEC 61508に従っています。信号はSercosネットワークの別のリアルタイムデータと一緒に単純に伝送されるため、安全バスケーブルを追加する必要はありません。ドライブ、ペリフェラル、安全バス、また標準イーサネットを1シングルネットワークに統合することにより、取り扱いが簡素になり、ハードウェアと設置費用が削減されます。統合安全コントロールシステムと同質の安全ソリューションを、容易に実行することが可能です。
CIP Safety on Sercosを使うと、残りの通信として、データは同じ接続で同一媒体に安全に送信されます。伝送プロトコルの機能性と媒体非依存のCIP Safetyプロトコルがデバイスの最後に配置され、それにより標準安全デバイスを同一ネットワーク上で同時に動作することが可能になります。安全通信は、すべてのネットワークレベルを横断してまたそれぞれの間で可能です。そのため、マスターは安全コントローラである必要性はなく、また解釈せずにデータをルーティングすることも可能です。安全Sercosスレーブデバイスは、安全コントローラを使わずに相互接続が可能で、最短の反応時間にダイレクト相互通信で安全に通信できます。これにより、ユーザーは安全ネットワークのアーキテクチャーの設定時、安全プログラマブルコントローラのインストール時、またセンサーとアクチュエーター間の直接安全データ伝送時に、真に柔軟な設定が可能となります。 さらに、標準CIPネットワークを利用して、サブネットのデバイスからもう1つのサブネットの安全デバイスへ、またはその逆の通信がシームレスに行われます。
安全関連データは、安全データコンテナとして伝送されます。データコンテナは、関連リアルタイムデバイスチャンネルに標準データと同じように保存されます。ちょうどATの中のMDTと同様です。多重送信プロトコルのSMP (Sercosメッセージングプロトコル) は、より短いバスサイクルながら帯域幅を失わずに、別にスキャンされた安全データを伝送するために使用されます。CIP Safety は、機能安全のためのネットワークプロトコルです。安全インテグリティレベル3 (SIL3) までのアプリケーションでのインストールについてTÜV Rheinland から認証済みで、機能安全に関する IEC 61508規格 (「安全関連の電気/電子/プログラマブルな電子システムの機能安全」) に適合しています。
Sercos、EtherNet/IP、DeviceNet用のシングル安全プロトコルにより、我々のマシンやシステムがユニバーサルに接続でき、安全関連プロセスデータの伝送が可能です。