• Sercos技術:

    実績、容易、高速、オープン

コントローラーと通信モジュール

FPGAコンポーネント、ASIC、Sercos機能の統合されたマイクロプロセッサーでは、幅広いハードウェアオプションを利用できます。

スレーブ 側では、常に、高速テレグラム処理を行う専用ハードウェア、同期、トポロジーの切り替え、イーサネットノードの直接結合、ホットプラグ、そしてダイレクトクロス通信を行うハードウェアを使用します。

マスター 側では、専用ハードウェア (「ハードマスター」) または、代わりに標準イーサネットコントローラー (「ソフトマスター」) が使用されます。

Sercos III 用の FPGA コンポーネント別のバージョンが、Altera, Lattice および Xilinx の3社 から提供されています。そのFPGAコンポーネントは、単純にSercos III 通信コントローラとして、またはSercos IIIロジックを統合した汎用SOPCソリューション (system-on-a-programmable chip) としても利用できます。

FPGAコンポーネント用IPコアは ネットリスト または ビットストリーム として Sercos International からライセンス提供できます。

一括払いまたはランタイムライセンス形式が利用できます。Sercos International、Sercos North America または Sercos アジア のメンバー企業は、割引サービスを受けられます。ご希望されるメーカーには、価格表と署名をしていただくライセンス契約書をお渡しいたします。 IP ソースコード (例:ASIC開発向け) のライセンスも利用できます。この場合、適切なライセンスがプロジェクトの目標をベースに同意されます。メンテナンスと技術サポートは Automata社が提供します。

EasySlave を使うととくに時間の節約になり、安価な実装が可能です。FPGA ベースの EasySlave は、エンコーダ、計測プローブ、またはバルブターミナルなどの基本的なペリフェラル I/O デバイスに使用できます。これを実現するために、追加CPUを不要にし、最小限の開発と統合費用でスレーブデバイスに統合可能なシングルチップ実装が使われます。EasySlave のメンテナンスと技術サポートは、ドイツのエスリンゲンにある Steinbeis Transfer Centerが 提供しています。

マスター/スレーブインターフェース用コントローラー

FPGAベースのコントローラーのほかにも、数社のメーカーから多様な機能と性能をもつASICやプロセッサソリューションが提供されています。なかにはハードウェア関連のSercos機能だけを持つ単純な通信コントローラーもあります。ハードウェア関連のSercos機能に加えて、その他のコントローラーも別のインターフェースやユーザロジックを組み込んでいます。

デバイスメーカーは、 Sercos コントローラーを自社のハードウェアに統合するか、既製のデザインや通信モジュールを使用することもできます。前者はより多くの開発コストが必要ですが、製造コストを最適化します。後者は開発フェーズを大幅に短縮しますが、製造コストはより大きくなります。

標準PC には既成の拡張カードを装備できます。それ自体にCPUのあるアクティブボードとCPUのないパッシブボードの両方が利用可能です。それらのカードはPCIなどのPCバス経由で接続します。ソフトマスターを実装すると、「オンボード」のイーサネットコントローラーを利用可能です。

多様なメーカーからサンプルコードと一緒に 評価用キット やスターターキットが 提供されているので、Sercosインターフェースの開発に着手しやすくなっています。