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プロトコル構造
Sercosテレグラムには、イーサネットフレームに組み込まれたSercosヘッダーとデータフィールドがあります (下図参照)。Sercosヘッダーには、現在のネットワークフェーズと、通信サイクル内のMDTとATの位置が記載されています。MDTとATデータフィールドは以下の3つのフィールドで構成されています:
- ホットプラグフィールド:オペレーション実行中にネットワークに追加されたスレーブとのデータ交換
- サービスチャンネルフィールド:マスターとスレーブ間で、非周期データを交換する通信チャンネルの合計数
- リアルタイムデータフィールド:非周期、周期、またはクロック同期接続を形成し、Sercosネットワーク内のデバイス間のリアルタイム通信も可能にする
Sercosのデータ構造は、明確で堅固です。これにより動作信頼性が向上し、アプリケーション開発の簡略化を実現しています。ネットワークの状態は常に明瞭かつ完全に透過です。これにより、一般のイーサネット診断ツールを利用して、各ネットワークノードのプラントを診断できます